韓国映画『殺人配信』は、リアルタイム動画配信の裏で展開する恐怖と狂気を描いたサスペンス・スリラー。主演はドラマ『椿の花咲く頃』『イカゲーム2』などで注目を集めたカン・ハヌル。
彼が演じるウサンは、登録者数1位の人気犯罪配信者。配信プラットフォーム「WAG」では、1位だけが広告料を独占できるという過酷なシステム。急落した人気を取り戻すため、彼は女性を狙う連続殺人鬼を追う“危険な配信”を開始する。しかし、協力者の女性配信者（ハ・ソユン）が何者かに誘拐されたことで、事態は予想外の方向へと転がり始める…。
SNS時代の承認欲求と狂気をテーマにした今作は、現代人の心に潜む闇をえぐるリアリティあふれる問題作。ハ・ソユンは本作で2025年・百想芸術大賞の新人女優賞にノミネートされ、注目が集まっています。
2025年9月26日（金）殺人配信
Streaming
ファインフィルムズ
新宿ピカデリー、他 全国ロードショー
韓国アニメ映画『The Summer あの夏』は、Netflix初の韓国アニメ映画「あの星に君がいる」を手がけた新鋭ハン・ジウォン監督が、2015年に発表した長編アニメ作品。原作は韓国の人気作家チェ・ウニョンの短編集「わたしに無害なひと」に収録された「あの夏」。
物語は、地方の高校で出会った2人の少女イギョンとスイの関係を軸に、近づいていく距離の喜びや、すれ違い、そして避けられない別れを繊細に描きます。高校時代からソウルでの新生活へ、2人の成長と心の揺らぎを、美しい映像とモノローグで紡いだ61分の青春ドラマ。
ノスタルジックで切ない、静かな夏の記憶を、スクリーンでぜひ体感してください。
2025年8月15日（金）The Summer あの夏
The Summer
ファインフィルムズ
ヒューマントラストシネマ渋谷、ほか
2020年に韓国で初めて生まれたジャイアントパンダ、フーバオと飼育員たちの1354日間の軌跡を記録したドキュメンタリー。
2016年に韓国にやってきたジャイアントパンダのアイバオとローバオの自然繁殖により、2020年7月20日に生まれたフーバオ。「幸せを与える宝物（福宝）」という名のとおり、コロナ禍の韓国で多くの人々に癒やしと慰めを届けた存在だった。
4歳となる2024年、ついに中国へ帰国することが決まり、ファンたちは悲しみに包まれる。しかし、飼育員たちはフーバオの幸せを願い、送り出す準備を始める。しかし、別れの時が迫るにつれ、彼らの心にも揺れが生まれるのだった。
韓国のアミューズメントパーク「エバーランド」で過ごすフーバオとその家族、そして彼を愛する飼育員たちの奮闘を映し出す。フーバオの成長記録とともに、彼を育てた飼育員たちの愛と葛藤が胸を打つ作品。
監督は、動物ドキュメンタリーを得意とするイ・ジンホ。リアルな映像と温かな視点でフーバオと飼育員たちの日々を丁寧に描く。
2025年4月18日（金）私の親愛なるフーバオ
My Dearest Fu Bao
ファインフィルムズ
新宿武蔵野館、ほか
