顔 -かお-
解説
韓国随一の篆刻家として知られる、視覚障害を持つイム・ヨンギュ。息子のドンファンは父を敬い、その仕事を支えながら暮らしていました。そんなある日、40年前に消息を絶った母チョン・ヨンヒの白骨遺体が発見されたとの知らせが届きます。母の顔さえ知らないドンファンは、その死と過去を確かめるため、生前のヨンヒを知る人々の証言をたどり始めます。しかし彼が耳にするのは、母の“顔”について繰り返される言葉。外見をめぐる記憶や偏見、人が他者を見るまなざしを軸に、家族に埋もれていた過去へ迫っていくサスペンスミステリーです。
中心人物ドンファンを演じるのは、『密輸 1970』『ただ悪より救いたまえ』などのパク・ジョンミン。本作ではドンファンに加え、若き日の父ヨンギュも演じる一人二役に挑んでいます。現在のヨンギュ役にはクォン・ヘヒョ。40年前に姿を消したヨンヒには、『賢い医師生活』やヨン・サンホ監督作『啓示』のシン・ヒョンビンが扮します。時代を隔てた親子をパク・ジョンミンとクォン・ヘヒョがどうつなぎ、シン・ヒョンビンが周囲の証言だけでは捉えきれないヨンヒという女性をどう立ち上げるのか。俳優たちの表情や声、わずかな感情の揺れを追いたくなる配役です。イム・ソンジェ、ハン・ジヒョンも重要な役どころで共演します。
脚本・監督は『新感染 ファイナル・エクスプレス』『新感染半島 ファイナル・ステージ』『JUNG_E/ジョンイ』『啓示』などを手がけてきたヨン・サンホ。原作は、ヨン監督自身が2018年に執筆・作画した初のグラフィックノベル「顔」です。ゾンビやSFといったジャンル作品でも人間や社会の暗部を描いてきた監督が、本作では“美しさ”と“醜さ”を決めるものは何なのかを、一本のミステリーを通して問いかけます。公式英題は『THE UGLY』です。
予告編
公開日
2026年8月28日(金)顔 -かお-
ポスター

英題
THE UGLY
配給
ツイン
上映映画館
新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、ほか

